✨SAFCAのクリスマス2025✨インターンシップの高校生&留学寮生で Merry Christmas🎉甘味から見い出す多文化共生と研究発表会 2025.12.16

　内閣総理大臣認定公益財団法人東南アジア文化友好協会（代表理事：大野克美）は、2025年12月16日当公益財団「東南アジア文化会館 SAFCAまちライブラリー」で、学校法人日本体育大学（理事長：松浪健四郎先生）桜華高等学校の生徒さんによる、当公益財団の受益者拡大のための提言書を頂戴いたしました。 本事業は、当公益財団・学校法人日本体育大学・東京都東村山市役所の3者共同事業でございます。2025年4月より1年間桜華高等学校の地域課題解決型学習として１年生５名が、当公益財団の事業に参加し、高校生が理事長となって公益目的事業の受益者拡大に向けた経営戦略を企画・提言するという、学習（授業）内容でございます。

　高校生による研究発表後は質疑応答の時間とさせていただき、たくさんの意見交換ができました。理事会では高校生の意見を尊重し、2026年度公益目的事業事業計画に反映させる予定でございます。研究発表に関する記事は、こちらをクリックしてください。

　地域課題解決型の授業として、高校生の視点から公益財団の運営・企画立案に携わっていただいておりますが、留学寮生からは高校生に向けて地域の小学校で授業を行っている教材を活用して、東南アジアの食文化を伝えました。今回は、ジュースとフルーツについて解説しながら実際に、クリスマスランチを一緒にいただきながら、高校生にチャレンジしてもらいました。留学寮生3名（ラオス・カンボジア国籍）は、ココナッツジュースが大好きで、「ハーイ」という感じでしたが、日本ではあまりココナッツを飲む習慣がないので、高校生のみなさんは慣れない様子でした。ココナッツミルクはそのまま飲むよりもお料理や他の飲み物と一緒にいただくと美味しいと説明されました。他方、高校生の皆さんにとってパッションフルーツジュースは甘みが強く、はじめてでも美味しく飲めるとのことでした。

　日本人と東南アジアの人々とでは、やはり味覚が違うのだと思います。この日は、お食事はファーストフードのデリバリーのフライドチキンでしたが、高校生は「やった～(^_-)-☆」と大好きなようでしたが、留学生の全員は、「塩っぽい」と母国のチキンの味付けと、クリスマス用の西洋風のチキンの味付けは大きく異なり、味覚的に「美味しい」という感覚は、国や地域によって多様性があるという事をあらためて実感させられました。このように食事を通じてコミュニケーションを深めるということは、たくさんの事を五感で理解することができて、多文化共生を育むことを目的とする当財団にとってとても良い機会となりました。

　そして、国産のフルーツを研究。日本と東南アジアの違い等もみんなで味わいながら語り合いました。今年度は地域の小学校の総合的学習等で東南アジアの食文化を児童に伝える活動を継続的に行っております。このため、留学寮生も高校生も法人事務局も今後の教材開発に結び付ける目的、食を通じた文化交流と多文化共生を学ぶための機会とさせていただきました。甘味・味覚の違いはあるものの留学寮生も日本のフルーツの甘度はむしろ「東南アジアよりも高い」との評価がございました。

　最後にクリスマスも近いことから、クリスマスケーキを用意しました。留学寮生のラオス国籍のミーさんと代表理事の大野がケーキカットを担当し、同時にクリスマスケーキに関する歴史と文化、行事食・多文化共生について大野から発表させていただきました（下の写真、高校生に説明）。今回、日本体育大学桜華高等学校生徒さんによる研究発表会がこの時期にアサインされましたので、当公益財団も東南アジアと日本の味覚と甘度、食文化そしてクリスマスの行事食と西洋文化。食を通じて、高校生・留学寮生・当公益財団による1つの研究・実践の機会とさせていただきました。

　クリスマスパーティーに関しては代表理事等役員の寄付で、開催させていただきました。東南アジア文化友好協会は教育奨学金として学寮を提供・運営する公益財団です（留学生支援事業部）。留学寮生は受益者ではございますが、このように地域社会における多文化共生を育むための公益活動を継続的に実施しております。当公益財団の事業に関心のある方は、法人事務局までお問い合わせください。