日本体育大学 桜華高等学校生徒さん（高校生理事長）から集客（受益者）拡大のための提言書を受領しました。2025.12.16

　内閣総理大臣認定公益財団法人東南アジア文化友好協会（代表理事：大野克美）は、2025年12月16日当公益財団「東南アジア文化会館 SAFCAまちライブラリー」で、学校法人日本体育大学（理事長：松浪健四郎先生）桜華高等学校の生徒さんによる、当公益財団の受益者拡大のための提言書を頂戴いたしました。

　本事業は、当公益財団・学校法人日本体育大学・東京都東村山市役所の3者共同事業でございます。2025年4月より1年間桜華高等学校の地域課題解決型学習として１年生５名が、当公益財団の事業に参加し、高校生理事長として公益目的事業の受益者拡大に向けた経営戦略を企画・提言するという、学習（授業）内容です。

（写真は、2025年7月10日、当公益財団留学寮生が東萩山小学校の児童に多文化共生を伝える様子を見学する桜華高校生。）

　1年間を通じて、学校において社会人教育がしっかりと盛り込まれているようで、桜華高校の生徒さんは礼儀正しく、明るく元気なあいさつで、素晴らしい日本人女性だと留学寮生一同（全員女性で教育関連志望）が感じたそうです。また本事業を通じることによって日本の高校生とふれあうことができて、日本の女子教育を垣間見ることができた事は、とても有益な経験になったと感想を話しておりました。

　桜華高校の生徒さんは、当公益財団の受益者を拡大するために、アンケート調査を行って、問題点の提起とその解決策を提言してくださいました。画像は、その結果の一部になります。高校生の立場から当公益財団の集客拡大（受益者拡大）のためには、①海外を知ることができる施設②外国人と交流できる施設の強化が必要だという結果が導き出されました。当公益財団ではこれまで、②を最も重視して公益目的事業を行ってまいりました。①の「海外を知ることができる施設」になるべきだという回答が、②を上回る結果となっており、今後はライブラリーの蔵書も含めて、若い方々の集客（受益者拡大）のためには、「海外を知ることができる施設」という機能強化することが最も重要だという事が確認できました。

　日常の法人運営では高校生に対してアンケート調査をする機会はございませんですし、現役の高校1年生全員を対象に調査をしてくださった事、とても感謝しております。当公益法人の経営戦略に取り入れ、2月役員会における2026年度公益目的事業事業計画策定に活用させていただきます。他方、約8％ものたくさんの生徒さんが当公益財団の存在を認知されていたこと、とてもうれしく思いました。受益者の拡大のために、「海外を知ることができる施設的機能」を重点的に強化し、公益推進に励み、地域社会における多文化共生を育む努力をしてまいります。ありがとうございました。

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なお、他に質疑応答時間の感想では、次のような意見が多数ございました。

高校生が、問題に対する解決策を統計を用いて社会科学として分析をしている事、 良い試みだと思いました。 （ラオス出身 大東文化大学大学院修士課程 統計学研究）

東南アジアの高校教育では、統計学的手法を用いての課題解決型の学習は存在していないと認識しております。高校生からの学校教育として日本で取り入れられている事は素晴らしい なと思いました。（カンボジア出身、法学博士(横浜国立大学)

当財団のバーベキュー施設公開　SNSで拡散という提案は、またアンケートができるという 校内のチャネルがあるならば、バーベキューだけでなく子ども食堂など、 役員有志でやりたい。桜華高校さんの生徒さんで集客もしくは参加してくれないか？ （笹田外部監事　元、日本航空機長）

マーケティング戦略を構築するうえで、対象顧客を細分化して、顧客満足度の向上等やサービスの 改善につながると思います。着眼点がすごいです。(当公益財団、理事  経営管理修士（MBA）)

顧客満足・より良いサービスを探求するアンケートを実践的に学びながら、当公益財団を分析・研究してくださりありがとうございました。感謝しております。またお越しくださること願っております。（当公益財団 代表理事 大野克美（元、万座温泉日進館代表取締役社長））

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下記画像は、質疑応答と研究発表後のクリスマスパーティーの様子です。クリックするとSAFCAクリスマス２０２５の記事にリンクします。

　発表終了後は理事長等が準備し、留学寮生と高校生の交流会とさせていただきました。東南アジアの食文化について留学寮生が高校生に説明しながら、東南アジアのスイーツ等を試食もする機会とさせていただきました。