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インドネシア古都からの劇団パリスカリア来日公演🎉多文化共生をデリバリー①

公開日:2025年12月09日 最終更新日:2025年12月12日
登録元:「SAFCA

玉川上水_づ位ロバハウスサムネイル

 公益財団法人東南アジア文化友好協会2025年12月5日から、インドネシアの古都ジョグジャカルタからやってきた、劇団「パリス・カリア」さん4名を迎えながら、東京公演に同行させていただきました。東京都内では3日間6公演を開催し、その後、長野県北安曇郡地域(大町市含む)・静岡県浜松市と中心に、インドネシアの舞踊をデリバリーさせていただきます。11日からは浜松に移動します。

 本記事は東京公演についてです。トップの画像は初公演の様子で、玉川上水の畔り東京都立川市の「ロバハウス」で開催されました。地域の人々が集う音楽室です。前回記事のイベント 都立狭山公園 光とススキのハーモニー  において、当施設運営の「ロバの音楽座」と「まりまり」はイベントを共演がきっかけで、パリスカリア日本初公演をロバハウスで行うことが決定しました。

 初公演は「パリスカリア」「まりまり」「ロバの音楽座」を交えての多文化共生の共演でした。地域で著名な楽団とインドネシア舞踊ショーでたくさんの手作りの楽器を用いての日本人とインドネシア人の共演は、主催者・出演者・観客のみなさまの多文化共生の集いになりました。

練馬_学校法人日本力行会

 写真は2回目の公演。東京都練馬区の学校法人日本力行会の運営する「ほうかご学童くらぶ」の70名と保護者様・教育機関の方々の参加による、児童参加型の多文化共生の公演となりました。基本的にデリバリーを主体として活動する「まりまり」「ぷちまり」のスタイルは、お客様のご要望や参加者の皆さんにその都度アレンジして演舞させていただきます。今回は学童の低学年の児童さんが多いということで、初回公演の手作りの楽器と様々な音のハーモニーによる演出から、児童が一緒に参加して多文化共生を育む内容として、参加型の演目で公演させていただきました。

 地域の小学校に通う児童のための施設ですから、保護者が迎えに来ると帰宅される児童さんが多かったですが、それでもなお保護者様も一緒に最後まで残ることを希望する児童さんも多く、インドネシアからのパリスカリアさんも、日本の小学生の児童と交流できる機会ができて、とても嬉しかったと話しておりました。

高円寺_バッカスサムネイル

 写真は6日土曜日、高円寺の映画館の「バッカス」から「インドネシア」同時配信となった3回目の公演です。今回は大人の方々が多く、当公益財団の代表理事含む役員と会員様も参加させていただきました。本会は東京公演のメインイベントで、活動記録として重要な位置づけでした。約30名の有識の方々と公演者を通訳者の宮下イメルダさん(専修大学)が橋渡しをしながら、多文化を共生させていただきました。

 パリスカリアの4名は古都ジョグジャカルタ周辺の中部ジャワ島地域を活動拠点とするメンバーです。2人はイスラム教徒、2名はキリスト教徒という構成でした。他方、民族衣装のバティクを腰巻き(サロン)として身につけ、演舞(ヒンズー教スタイル)。

 お客様の感想で、最も心に残ったのは、一晩で「ヒンズー教の寺院を100寺院を作ることができたら、お姫様と結婚できる」という内容の昔話でした。ジョグジャカルタ地域の現在は、イスラム教徒が最も多いですが、仏教・ヒンズー教の寺院や遺跡も多く、世界遺産としても登録されております。またバティクで作られたサロンも下半身の大部分を覆いそれは、下半身を不浄な部分、上半身を清潔な部分とするヒンズー教の習慣が影響しております。

 インドネシアでは「ゴドン・ロヨンの輪」という多文化共生の考え方がございます。多民族・多宗教を尊重し相互扶助や地域行政や政治の場でも取り入れられていて、平和な社会形成を願う思想となっております。インドネシアのパリスカリアさん一行による演舞によって、インドネシアの歴史と文化と民族、そして国家としてのインドネシアの民俗に日本人が触れることができて、宗教の域を超えて、多文化共生されているだと思いました。

 東京公演を通じて、そのインドネシアという国家と歴史民俗について学ぶことができてとても勉強になりました。

 

 

 

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